工程管理

工程管理

工程を計画するには、まずは各工種別の工事量を把握し、人工や機械の1日の作業量を想定して工事全体の所要日数を算出し、これらの内容を精査し工程表に表します。

工程表作成のポイント

@季節により気温が大きく異なるので、養生期間を考慮します。
A天候によって影響を受けやすい基礎工事、土工事などは日数に余裕をもちます。
B仕上げ工事では日数を短縮せずに、躯体工事の段階で短縮を図ります。
C工程表にはガンチャート、バーチャート、ネットワーク工程表があり、工事の規模や内容に合わせて使い分けます。ただし、ネットワーク工程表は作成するのに知識が必要になります。

 

ネットワーク工程表
@作業の進捗状況が明確になります。
A各作業の作業手順、作業日数が明確になります。
B工程上の問題点が明確になります。

 

工程管理関連ページ

施工計画書雛形
施工計画書雛形は以下のサイトからダウンロード出来ます。
施工計画
施工計画とは、工事の着工に先立ち最も重要で、施工方法の検討、工事の安全、効率的かつ経済的に工事を施工するために必要な計画となります。また、施工に先立ち様々な申請、届出が必要になりますので、それぞれの提出先、提出期限を整理しておく必要があります。その際、労働安全関係につきましては、労働基準監督署が対象になります。
施工計画書
施工計画書には、次のような種類があります。@総合仮設計画書(工事全般について仮設を主体とした計画書です。)A工種別施工計画書
作業主任者が必要な作業
作業主任者とは、労働安全衛生法とその関連法令により定められた労働災害防止のための制度で、務を行う労働者の中から一定の要件(資格)を満たす者を「作業主任者」として選任し、当該作業に従事する労働者(自らをも含む)に対する指揮を行わせなければならないこととされています。
ネットワーク工程表
ネットワーク工程表には、工程を矢印で表示するアロー型と、作業を丸印で表示するサークル型の2種類があります。一般的には、アロー型が広く使われています。
施工計画書作成のポイント
施工計画書は、共通仕様書で「請負者は、工事着手前に工事目的物を完成するために必要な手順や工法等についての施工計画書を監督職員に提出しなければならない。」と規定しており、次の事項について記載する必要があります。
施工計画書の作成例(工事概要)
工事概要については、工事名、工事場所、工期、請負代金、発注者、請負者を記入し、また工事内容については工事数量総括表の工種、種別、数量等を記入します。
施工計画書の作成例(計画工程表)
計画工程表は、各種別について作業の初めと終わりがわかるネットワ−ク、バ−チャ−ト等で作成します。
施工計画書の作成例(現場組織表)
現場組織表は、現場における組織の編成及び指示、命令系統並びに業務分担がわかるように記載し、監理技術者、専門技術者を置く工事についてはそれを記載します。
施工計画書の作成例(施工方法)
工事箇所の作業環境(周辺の土地利用状況、自然環境、近接状況等)や主要な工種の施工実施時期(降雨時期、出水・渇水時期等を考慮)等について記述する。これを受けて施工実施上の留意事項及び施工方法の要点、制約条件(施工時期、作業時間、交通規制、自然保護)、関係機関との調整事項等について記述します。
施工計画書の作成例(安全管理)
安全管理に必要なそれぞれの責任者や組織づくり、安全管理についての活動方針 について記載します。
工種別施工計画書
工種別施工計画書は、設計図書をもとに施工要領、施工条件、使用材料、工程計画などを含め作成します。

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