エキスパンションジョイント

エキスパンションジョイント

鉄筋コンクリート構造の場合、建築物の形状としては正方形または正方形に近い長方形の平面形が望ましく、複雑な平面や立面形状、平面的に長大な場合はエキスパンジョイントを設けて構造体どうしを分割して力を伝達しないよう切り離す事が望ましいです。

 

一般的には、エキスパンションジョイントが必要となるケースは、水平力に対する場合と地盤の沈下に対する垂直力の場合の2種類になります。

 

施工的には、20?100mmの隙間を設け、アルミやステンレスなどの金属のカバーを取り付けて建物同士を接合します。特に、L字型、凹型の建物や渡り廊下でも、部分的に大きな荷重がかからないようにエキスパンションジョイントが設けられていることが多です。地震や温度伸縮等による構造物の変形から建築物を守るためには必要不可欠なものとなります。

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構造の形式
構造の形式について、簡単に説明します。
梁の配筋
梁配筋の主筋はD13以上、2段配筋以下とし、全スパンにわたって複筋梁とします。
柱の配筋
フープ筋(帯筋)はD10以上の鉄筋を用い、柱の上下端で柱の径の2倍の範囲は、その間隔を10cm以下とし中間部では15cm以下とします。
スラブ
配筋の間隔については、スラブ中間部の主筋で20cm以下、配力筋で30cm以下、かつスラブ厚さの3倍以下とします。
耐震壁
一般に、せん断補強筋比が大きいほど粘りが強くなります。また、高さに対する部材のせいが大きくなるほど曲げ強さ、せん断強さが大きくなりますが、粘り強さは小さくなります。

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