熱伝導
熱伝導とは、物体内に温度差が存在した場合に、温度の高い所から温度の低い所へ熱が移動する現象をいいます。壁体を貫流する熱量は、外気温度と室内温度の差が大きいほど多くなります。
また、熱伝導率の大きい材料ほど熱を伝えやすく、湿潤状態になると大きい値となります。さらに、同じ材料でも密度が大きいほど値は大きくなり、温度が高いほど値は大きくなります。
熱伝導率
熱伝導率とは、厚さ1mの単一材料の両面の表面温度差が1℃のときに、材料の熱の移動方向に対して直角な断面積1m2を1時間当たりに移動する熱量のことをいいます。
単位はW/(m・K)で表されます。
また、新旧単位系の換算式は次の通りになります。
1kcal/(m・h・℃)=1.16W/(m・K)
1W/(m・K)=0.86kcal/(m・h・℃)