外壁の防カビ対策
なぜ外壁までカビが生えるのか?カビは微量の栄養で繁殖でき、かつ乾燥に強い種類もあり栄養分が乏しくても、晴れた日には乾く建物の外壁でも、しっかりと生き残り繁殖して、徐々に目立つようになります。上から塗装をしてもすぐに再生するのでしっかり除菌をしないとカビの対策にはなりません。
またカビだと思っていても藻(ランソウ類)であるケースもあります。藻の仲間には緑色ではなく黒っぽいものもあり素人では区別が難しいかも知れません。カビと藻の違いは、藻は光合成ができ、光と水があれば栄養の乏しい場所でも繁殖します。カビや藻は外壁の表面で繁殖するだけで建物内部まで影響するわけではありませんが、日に日に見た目を損ないますのでカビや藻の対策をしたいものです。
では外壁に付いたカビの対策として、一番安全な方法は擦り取る方法ですが、かなりの労力を必要とします。さらに擦っただけでは細部まで取ることはできません。また薬剤を使えば繁殖を止めることができますが、カビや藻は多くの色素を含んでいるため、どうしても跡が残ります。漂白作用のある薬剤を使えば跡は残りにくいですが、外壁自体を傷めてしまう可能性があるので注意しなければなりません。
外壁のカビ対策の手順としては、
@漂白、1次殺菌。次亜塩素酸ソーダ水溶液で処理する。
A洗浄。次亜塩素ソーダが残らないように十分水洗浄する。
B殺菌処理。ニッペ防藻・防カビ処理液を塗布する。
C塗装。防カビ効果の高い塗料を塗装する。
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