耐震壁
耐震壁
・耐震壁の壁厚は12cm以上とし、かつ壁の内法高さの1/30以上とします。
・鉄筋はD10以上を用い、縦横ともに30cm以下の間隔とします。また、ダブル配筋の場合は45cm以下とします。
・開口部周辺の補強筋については、D13以上とします。
・壁のせん断補強筋比は、直交する各方向に対してそれぞれ0.25%以上とします。
一般に、せん断補強筋比が大きいほど粘りが強くなります。また、高さに対する部材のせいが大きくなるほど曲げ強さ、せん断強さが大きくなりますが、粘り強さは小さくなります。
耐震壁関連ページ
- 構造の形式
- 構造の形式について、簡単に説明します。
- 梁の配筋
- 梁配筋の主筋はD13以上、2段配筋以下とし、全スパンにわたって複筋梁とします。
- 柱の配筋
- フープ筋(帯筋)はD10以上の鉄筋を用い、柱の上下端で柱の径の2倍の範囲は、その間隔を10cm以下とし中間部では15cm以下とします。
- スラブ
- 配筋の間隔については、スラブ中間部の主筋で20cm以下、配力筋で30cm以下、かつスラブ厚さの3倍以下とします。
- エキスパンションジョイント
- 鉄筋コンクリート構造の場合、建築物の形状としては正方形または正方形に近い長方形の平面形が望ましく、複雑な平面や立面形状、平面的に長大な場合はエキスパンジョイントを設けて構造体どうしを分割して力を伝達しないよう切り離す事が望ましいです。