梁の配筋
梁の配筋
・梁配筋の主筋はD13以上、2段配筋以下とします。
・全スパンにわたって複筋梁とします。
・スターラップ(あばら筋)は、せん断力に抵抗する鉄筋でD10以上の場合の間隔は、梁のせいの1/2以下、かつ25cm以下とし、梁の端部で密に入れます。
・あばら筋率は0.2%以上とします。
腹筋
梁のせいが60cm以上の場合、あばら筋の振れ止めとして使用します。
帯筋とあばら筋の定着
あばら筋の端部を135°以上に曲げ加工するか、相互を溶接します。
端部のせん断補強
端部のせん断補強には、梁せい、梁幅を増したり、ハンチを設けること、あばら筋の間隔を増す方法があります。
梁の配筋関連ページ
- 構造の形式
- 構造の形式について、簡単に説明します。
- 柱の配筋
- フープ筋(帯筋)はD10以上の鉄筋を用い、柱の上下端で柱の径の2倍の範囲は、その間隔を10cm以下とし中間部では15cm以下とします。
- スラブ
- 配筋の間隔については、スラブ中間部の主筋で20cm以下、配力筋で30cm以下、かつスラブ厚さの3倍以下とします。
- 耐震壁
- 一般に、せん断補強筋比が大きいほど粘りが強くなります。また、高さに対する部材のせいが大きくなるほど曲げ強さ、せん断強さが大きくなりますが、粘り強さは小さくなります。
- エキスパンションジョイント
- 鉄筋コンクリート構造の場合、建築物の形状としては正方形または正方形に近い長方形の平面形が望ましく、複雑な平面や立面形状、平面的に長大な場合はエキスパンジョイントを設けて構造体どうしを分割して力を伝達しないよう切り離す事が望ましいです。