水セメント比
水セメント比とは、コンクリートの作る時の水とセメントとの割合のことですが、この比率によりコンクリートの強度が決定されます。
ちなみに、水セメント比が大きいとコンクリートの強度は低下し、逆に小さいと強度は高くなります。普通コンクリートの場合、65%以下と定められています。
水セメント比は次式の計算で求められます。
水セメント比=水(kg)/セメント(kg)×100%
水が多いほど練り混ぜしやすく、型枠にも打ち込みやすい半面、コンクリートの強度は低下します。建築用コンクリートでは水セメント比は50〜65%。住宅金融公庫では、水セメント比の最大値を、普通コンクリートの場合が65%、軽量コンクリートの場合で60%と定めています。
水セメント比関連ページ
- 骨材の密度と吸水率
- 通常は、乾燥密度2.5g/p3以上、吸水率3.0%(細骨材の場合3.5%)以下とされています。
- コンクリートの熱膨張率
- コンクリートの常温での熱膨張率は単位温度変化に対する長さ変化率であります。
- コンクリートの比重
- 普通コンクリートと鉄筋コンクリートの比重は次のとおりとなります。