鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造は、コンクリートを鉄筋で補強した柱、梁を主要部材とした構造のことをいいます。
コンクリートと鉄筋を一体にする事によって、お互いの短所をカバーし、長所を生かした構造になります。柱、梁、壁、スラブが一体式の構造のため耐震性が高くなります。
ポイント
・部材の靭性を確保するために部材がせん断破壊に先行して曲げ降伏するように計算します。
・配筋は、曲げモーメントを受ける部材の引張り側に多く入れ、あばら筋、帯筋はせん断力の大きい部分(柱、梁とも端部)に密に入れます。
コンクリートの特性
・耐火性がある。
・アルカリ性で圧縮力に対して強度が大きい
・引張り力に弱い
鉄筋の特性
・サビに弱い
・熱に弱い
・引張り力には強度が大きい