砂質土の特性

砂質土の特性

砂の土粒子は個々の粒子が互いに接触し、噛み合った状態になっていて、砂質土が変形するということは、土粒子の接触状況、位置関係が変わるということで、土粒子の破壊はほとんどないと考えられています。
土粒子の接触状態、かみ合い状態は内部摩擦角(φ)で表されます。この内部摩擦角が大きいものは密で、小さいものは緩い砂質土になります。

 

◇砂質土の特性
・透水性が大きいために砂質土に圧縮力が加わった場合には水の影響はほとんどなく、砂質土は直ちに圧縮します。
・地震の振動によって地盤が液体のようにふるまう液状化現象が起こる可能性があります。

 

液状化現象が起こりやすい条件
・飽和地盤の細粒土含有率が低いほど起こりやすい。
・飽和地盤のN値が小さいほど起こりやすい。
・地下水位面が地表に近いほど起こりやすい。
・地震入力が大きいほど起こりやすい。

 

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標準貫入試験は、原位置における土の硬軟、締まり具合、土層の構成を判定するためのN値を求めます。

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